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シリア豊穣の女神〈PhotoVR実物):
東京大学総合研究博物館の西秋良宏教授(西アジア考古学)らの調査で、2004年、シリア北東部、ユーフラテス川流域ハブール川上流右岸のテル・セクル・アル・アヘイマル遺跡で発見された。テル・セクル・アル・アヘイマルは世界で最も早く農耕が始まったとされる地域で、この座った形の土偶は高さ約15センチ。頭などに赤と黒の彩色が見られ、目や鼻、頭髪などが写実的に表現されている。制作年代は紀元前7千年から9千年頃と推定され、多産や豊穣(ほうじょう)の象徴と考えられるという。

この豊穣の女神は、2013年9月5日現在、戦火のシリアのどこかに保管されており、その安否が気遣われている。この種の土偶はシリアでも極めて貴重な考古資料であり、無事であることを祈ります。



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