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■ Xpol 3D LCDの特徴
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偏光式 Xpol3D LCD原理図
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- 微細偏光素子を配列した3D表示用偏光フィルター使用
Xpolは、従来のmicroPolにかわる3D表示用のArisawa製偏光フィルターで、左右の画素に対応する微細偏光素子を基板上に交互に規則正しく水平に配列させたものです。このXpolフィルターを液晶ディスプレイなどフラット・パネル・ディスプレイに貼り合わせることで、カラー品質に優れ、ちらつきのないステレオ画像表示装置ができあがります。
- 水平インターリーブ
Xpol式の3Dデイスプレイに3D画像を表示する際は、左眼用と右眼用の画素をそれぞれ交互に奇数ラインと偶数ラインに割り付けます。これを「水平インターリーブ」と呼びます。その結果、例えば左右1920x1080画素のフルハイビジョンの水平インターリーブ画像は、左1920x540画素と右1920x540画素から構成されることになり、解像度だけは縦方向に半分になりますが水平方向には解像度が維持されるため、実感としてはカラー品質に優れた極めて鮮明な3D画像を楽しむことができます。
- 偏光メガネを使用
Xpol式の3Dデイスプレイをご覧になる際は、当然ながら偏光メガネを使用することになります。偏光メガネには直線偏光と円偏光の2種類があります。直線偏光メガネの場合は、メガネの角度に制限があり、顔を傾けることによって3D効果が失われます。その点、円偏光メガネの場合は、少々顔を左右に傾けても3D効果が維持できる特長をもっています。
- 縦方向の視点の位置の制限
Xpol式で注意すべき点は、縦方向の視点の位置よって左右の画像が逆転し、奥行きも逆転してしまうことです。これはパララックス・バリア方式の裸眼ディスプレイやレンチキュラーレンズを使った場合におこる水平方向の左右逆転と同じことですが、表示解像度が密なほど視点の位置の制限は厳しくなります。
- 偏光式ならではの眼に優しい高画質3Dディスプレイ
以上、Xpol式の3DLCDには幾つか欠点もありますが、1)その取扱いの簡単なこと、2)眼に優しいこと、3)2ビューなだけに高精細なこと、4)カラー特性に優れていること、5)2Dディスプレイとしてもそのまま使用可能なことなど、欠点を大きく上回る長所が認められます。是非、一度お試しください。
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